ニキビがあるときに日焼け止め

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ニキビがあるときに日焼け止めは刺激が強すぎてダメ?

ニキビがある時はとにかくニキビに触らないように!と、思春期に母親から言われた経験のある人、多いですよね?

私も昔ニキビが一気にでき始めた中学1、2年生の頃、顔にできたニキビを学校のみんな(ましてや好きな人に)に見られるのが恥ずかしくて恥ずかしくて、学校に行ってもずっと気にしてニキビを触っていた記憶があります。
だってニキビを触っていれば誰かが必ず聞いてきますよね。
「それどうしたの?ニキビできたの?」って。
何も触れられないより誰かにふられて、いっそ話題にしちゃった方がなんとなく気持ちが楽でした。

少し話が脱線しましたが、とにかくニキビがある時はそのニキビができた患部を触ったり何かの拍子にこすれたりして刺激を与えないようにするというのがニキビ完治のための第一条件ですが、それだけではありません。

私は、母から「日焼け止めを塗るとガンになる」と教えられてきました。
昔は今よりも環境汚染、大気汚染がそこまで進んでおらず、空気も今よりも澄んでいて、紫外線をブロックしてくれるオゾン層もさほど破壊されていなかったのでしょう。
現在よりも日焼け止めの必要性がなかったのか、それとも日焼け止め自体の開発、普及がそこまで巷に浸透していなかったのか、中学生になり部活の時に日焼け止めを塗るようになった私を見て母親は‘やめなさい!ガンになるよ!’と本気で止めてきました。
昔は日焼け止めの存在なんてその程度のものだったのでしょうね。

ところが、さきほども触れたように、昨今では環境汚染、大気汚染のせいでオゾン層が破壊され続け、地上に届く紫外線の量も昔のそれとは比べものにならないほどの量だといいます。
春夏秋冬、季節を問わず紫外線は地上まで降り注ぎ、雨の日以外、特に晴れの日よりも曇りの日なんて特に日焼けしやすいといわれています。

日焼けしやすいということは、それだけ紫外線が私たちの肌まで届いているということ。
紫外線により日焼けを予防するためにも、紫外線が引き起こすお肌トラブルを避けるためにも、今の私たちの生活には日焼け止めは欠かせないものとなっています。
お肌が大人よりも薄くて弱い赤ちゃんでさえ、日焼け止めを塗ったほうが良いとされている時代です。
(日焼け止めを塗ってお肌に負担をかけるほうが、紫外線を直接浴びてお肌に負担をかけるよりもよっぽど軽いとされています)

そんな状況下で、もし大きいニキビができたらどうでしょうか。
ニキビにはなるべく触れず、刺激を与えずそっとしておいた方が治りが早いのは常識です。
でもかといって、ニキビができているところだけ日焼け止めを塗らなかったらどうなるのでしょうか。
そもそもニキビ肌に日焼け止めを塗っても大丈夫なのでしょうか?

ニキビがあるけど日焼け止めを塗らなくちゃ!

ニキビに日焼け止めを塗っても良いのか良くないのか。
結論からいうと、ニキビにも日焼け止めは必須です!

でもニキビには触らない方がいいんでしょ?ニキビに何か塗ったらそれが刺激になってかえって悪化してしまわないか?
このような懸念はなかなかぬぐえませんよね。
ですが、ニキビにも日焼け止めを塗った方がいい理由がちゃんとあるのです。

なぜニキビにも日焼け止めを塗らないといけないのか?

その理由は、お肌の‘過角化’にあります。
日焼け止めなどを何も塗らないままの状態で紫外線を浴びると、お肌はお肌自信を紫外線から守ろうと角質を厚く、硬くします。
これが‘過角化’と呼ばれる現象で、この‘過角化’が原因で毛穴が小さく縮こまり皮脂が詰まり、ニキビができやすくなったり悪化させてしまうこととなるのです。

毛穴に皮脂や汚れが詰まりそのままになってしまうと、ニキビができている毛穴はさらに炎症を起こしてしまいますよね。
ニキビができて毛穴が炎症を起こしているところにさらに紫外線で過角化を起こしてしまうとどんどん症状は悪化の一途をたどります。

また日焼け止めを塗らないで紫外線を直接浴びてしまうと、紫外線のせいでお肌の水分が蒸発し肌のバリア機能も低下させてしまうという理由から、日焼け止めはニキビができていても塗った方が良い、と結論付けられるのです。
紫外線を直に浴びるとメラニン色素がお肌に蓄積され、そのまま色素沈着が起こりシミなどの原因にもなってしまいます。

ニキビ肌への日焼け止めの選び方

お肌が比較的丈夫な人(どんな化粧品を使用しても肌荒れなどとは無縁な人)、お肌の状態が健康な人であれば、ドラッグストアやコンビニなどで手軽に買えるようなものでも通販でしか手に入らないような少し高級志向のものでも、好きな銘柄の日焼け止めを選んで大丈夫ですが、そもそもニキビがあるという前提ではなかなかそのような日焼け止めをニキビに直接塗る気にはなかなかなれませんよね。

健康なお肌と違いニキビ肌には炎症が起き、お肌が弱っている状態なので、少しのことでも大きな刺激になりえます。
そこでまず意識したいのが、SPF値とPA値がなるべく低い数値の日焼け止めを選ぶことです。

SPFはUV-Bという紫外線波をカットしお肌を日焼けから守ってくれる度合いの数値で、この数値が高ければ高いほどUV-Bをカットする効果が高いということ。
そしてPAというのはUV-A波をカットできる度合いを数値化したもので、この数値も高ければ高いほどUV-Aをカットする効果が高いとされています(PA値は+や++、+++などと記されている数値です)。
これらの数値が高ければ高いほど日焼け止め効果は高くなります。

絶対に日焼けをしたくない人や、海や山などのレジャーに行くような人はこれらの数値の高い物を選ぶと効果的ですが、日常生活の中で使用するのであればSPFは20〜30程度、PAも++ぐらいあれば十分です。
SPFとPAの数値が高ければ高いほど日焼け止め効果は高いのですが、その分お肌にも負担をかけてしまいます。
ニキビ肌の人、お肌が弱い人は、これらの数値が高い物を使用すると刺激が強すぎてお肌に負担をかなりかけてしまうため、SPFやPA値の高いものを使用するよりは、数値が小さく低刺激なものをこまめに塗りなおす方が日焼け止め効果がありお肌にも優しいです。

また敏感肌の人やニキビができている人は日焼け止めにつかわれている成分にも気を配りましょう。
日焼け止めには、紫外線吸収剤が含まれているものと、紫外線散乱剤が含まれたものがあります。

紫外線吸収剤はアレルギーなどを引き起こしやすい成分として広く知られており、お肌が弱い人やニキビなどでお肌に炎症が起きている人は使わない方が無難です。
そのような人は紫外線吸収剤ではなく、紫外線散乱剤が使用されている日焼け止めを選ぶとお肌も荒れにくいですよ。
成分表示にタルクや酸化チタンなどと表示があれば、それは紫外線散乱剤を使用してある日焼け止めです。

また特にニキビ肌の人はオイルが配合されている日焼け止めは避けた方が良いでしょう。
アクネ菌(ニキビの原因)は皮脂やオイルなどの油分を栄養分にして増殖していくため、化粧下地、ファンデーションなどもそうですが、もちろん日焼け止めもオイルフリーの物を選ぶとアクネ菌が増殖しにくい環境となります。
なるべくオイルフリー、そして香料や着色料など余分な成分が含まれていない日焼け止めを選びましょう。

日焼け止め選びさえ間違わなければ、ニキビがあっても日焼け止めを塗ることも怖くなくなります。
ドラッグストアで購入できるものの中ではニベアサンプロテクト、キュレルUVミルクなどが比較的お肌に優しくニキビにも安心して使えますよ。


ニキビがあっても日焼け止めを塗った方が良いなんて意外でしたね。
ニキビができてもお肌に優しい日焼け止めをしっかり塗って日焼け対策、ニキビの悪化防止につながるようにがんばりましょう。