顔のテカりを防ぐ方法

MENU

顔のテカリを防ぐためには

「顔の脂はどこまで取っていいの?」で、
  • 顔の脂は100%のうち80%のみ吸い取り20%ぐらいを残すこと
  • 皮脂をオフするときは、あぶらとり紙やフィルムなどの専用のものではなくティッシュでオフすること
をおすすめしました。

でも、どうしてあぶらとり紙じゃダメなんだろう?どうしてティッシュ?と思われた方もいるでしょう。

あぶらとり紙やあぶらとりフィルム、そして頻回な洗顔では、必要な皮脂までも一緒に落としてしまう、皮脂を落としすぎてしまうという事態が発生してしまうのです。
でも取っても取っても溢れるように出てくる皮脂、どうせ取るんだからガッツリ取っておけばいいんじゃない?
普通はそう思いますよね。

でもちょっと待った!
皮脂の取りすぎは実は更なる皮脂分泌、テカりをまねてしまうのです!
ここではそのメカニズムなどについて少しお話しします。

なぜ皮脂をオフしすぎると更なる皮脂分泌を誘発してしまうのか?

顔の脂を取っても取っても湯水のごとく次々とまた皮脂が毛穴から湧き出てしまう…。
これは脂ギッシュさんの永遠の課題ですよね。

私はもともと野菜よりもお肉が大好きなかなりの肉食派だからか、思春期を迎えると顔は常に脂でギトギト、ニキビもたくさんで顔は一年中真っ赤っかでした。
どうしてもそんな脂だらけでニキビだらけの顔が恥ずかしくて、そして少しでも見た目のテカテカを今すぐマシにしたくて、頻繁にあぶらとり紙やフィルムで皮脂をオフしたり休みの日なんか一日に何回も洗顔したりしてとにかく皮脂をオフすることに躍起になっていました。

でも、皮脂の分泌のメカニズムを知った今となっては、当時やっていたことはすべてムダだったんだなぁ、なんなら間違っているよ!よけいニキビや顔のテカテカを促進させてるじゃない…と反省だらけです。

「皮脂は80%のみ吸い取って、お肌には20%残す」
一つ勘違いしないでいただきたいのが、これは皮脂を「80%はまるまる吸い取って!じゃないとベタベタギトギトするよ〜!申し訳程度にとりあえず20%は残しましょうね!」という意味ではなくて、「皮脂を取ってもいいのは80%程度まで!少なくとも20%は吸い取らずに残してね!」という意味なのです。

そうです、皮脂を吸い取っても良いのは、80%程度までなのです。
つまり、せっかく出した皮脂を取りすぎないでね!ということ。
なぜ80%程度までしか取っちゃいけませんよと言っているのかというと、皮脂の取りすぎは更なる皮脂分泌に拍車をかけてしまうから!なのです。

皮脂の大切な役割はお肌を保護すること

なぜ私たちのお肌は皮脂を分泌するのでしょうか。
皮脂のせいでお昼になると顔がテカテカしてくるし、お化粧だってこの皮脂のせいでギトギト溶けたり崩れてしまう…
いつまでも脂ギッシュな肌だとニキビもできやすいし、なかなか治らない。
これ、全部皮脂のせいじゃない?
皮脂なんていらーん!

いえいえ、皮脂は決してあなたの顔にニキビをたくさん作ってやろうとしているわけでもなく、顔をテカテカにしてお化粧を崩してやろうなんて思っているわけではないんです。
実は皮脂にはとっても大切な役割があるんですよ。

皮脂の役割というのは、お肌をホコリや紫外線だったり乾燥などの様々な外的刺激から私たちのお肌を守ってくれるために存在しているのです。
私たちの皮膚は、夏場や梅雨時期はあまり気になりませんが、秋口から冬場にかけて、空気が乾燥してくると、お肌も同じように粉を吹いたりカサカサしたり、乾燥しはじめます。
これは肌が取り込んでいる水分が蒸発してしまい、お肌がサバンナのようにカラカラの状態になってしまうから。

よく美容雑誌などを見ると正しいスキンケアの方法が載っていますが、化粧水をお肌に入れ込んだあとに必ず乳液や美容液などのを塗るように書かれているものが多いと思います。
これは、化粧水でお肌に水分補給をしたあとに、そのまま蒸発してまたお肌がカラカラになってしまう前にすかさず乳液や美容液などの油分でフタをしてやろう、という理屈のもとに成り立っているスキンケア方法です。

お肌の水分は油断するとすぐ蒸発してしまうので、化粧水を塗ったあとはすぐに乳液や美容液を塗るようにと指示されることがほとんどです。
人間も動物も、切り傷や擦り傷などケガをすると、2〜3日後にはその傷がカサブタにかわり、その下に新しい皮膚が作られ、やがてカサブタが自然とはがれて傷が治りますね。(もちろん傷の程度にもよります)

このようにどこかをケガしたり負傷しても体が自力で元に戻ろう、治そうとする力のことを、自然治癒力と言います。
いわばお肌にもこの自然治癒力という能力があります。(お肌の場合はターンオーバーと言ったりしますが)

例えばお肌の水分が蒸発してお肌がカラカラの状態になったとしても、自力で失ってしまった水分を取り戻そう、お肌を潤そうとするのです。
この失ってしまった水分を補うために大切な役割を担っているのが、実は皮脂なのです。
水分を失ってしまったお肌はなんとかして自分に潤いを取り戻そうとするのですが、その際には水分ではなく油分である皮脂を、皮膚の内側のもっと体の深いところで脂肪成分を分泌します。
これは皮脂腺という、皮脂を分泌する部分から分泌され、じわじわと毛穴から表の皮膚に広がっていきます。
そして皮膚の表面に湧き出た皮脂は、汗と混ざり合い皮脂膜という油膜を作るのです。

この皮脂膜がお肌のバリア的役割をしてくれ、蒸発しようとする水分をこの膜でガッチリつなぎとめるのです。
しかし、先ほども言ったように、お肌には自然治癒力があります。
‘自然治癒’というぐらいなので、私たちの意思とは全く関係のないところで勝手に動きます。
ですので、私たちが仮にあぶらとり紙などでガンガン顔の脂を吸い取るとしましょう。
するとお肌はどう思うでしょうか

あら?
皮脂膜がなくなっちゃったわ?
おやおや、じゃあもっと皮脂を出して皮脂膜を作り直すしかなさそうね。
そう思います。

そして、皮膚を保護するだけの十分な皮脂膜が作られるようになるまでただひたすらに皮脂をどんどん分泌し続けるのです。
でもそんなこととはつゆ知らず、私たちは顔の脂をオフしまくります。
お肌は焦ってとにかく皮脂膜を作るのに躍起になりさらにどんどん皮脂を分泌し続けます。
この一連の流れが無限ループのように繰り返され、とにかくお肌は十分な油膜を肌表面に確保できるようになるまで皮脂を出し続けてしまいます。

その結果、顔の脂をこまめにオフしているのになんだか私いつもテカテカなんですけど…という不思議な状況に陥るのですね。
今この事実を初めて知ったあなたはラッキーです。
私はこの無限ループ地獄から這い上がるまでに実に10年以上かかりましたから。

顔のテカりを防ぐ方法は?

さて、顔がなぜテカるのか、なぜあぶらとり紙などで顔の脂を取りすぎると逆にテカテカが増してしまうのかがわかったところで、次はそのテカりを抑える方法についてです。
ここまで読んでくださった方はもうお分かりですよね、顔のテカりを防ぐ一番の方法は?
そう、必要以上に顔の脂をオフしないこと!

しつこく言いますが、余計に皮脂を分泌させないためにも、くれぐれもあぶらとり紙や洗顔などで脂を取りすぎないようにすることが鉄則です。

他にも顔のテカりを防止するために出来ることは、
  1. 洗顔の仕方や洗顔フォームに気を付ける
  2. 食事内容に気を配る
  3. テカりが気になる部分などのマッサージを行い血行を良くする
  4. 運動不足と睡眠不足を改善しホルモンバランスを整える
などなど、自分で簡単にできることがたくさんありますよ。
ひとつずつ見てみましょう。

@洗顔の仕方や洗顔フォームに気を付ける
メイクをしている日は帰宅後しっかりメイクを落としお肌の風通しをよくしてあげることが、テカり防止だけでなく美肌を保ったりニキビなどの吹き出物を防止するためにもとても大切です。

しかし、がむしゃらに洗顔をゴシゴシしているだけでは、お肌のコンディションは良くなるどころか悪くなる可能性もあります。
洗顔する上でとても大事なことは、ゴシゴシ擦らないこと。
洗顔フォームの泡はしっかり泡立てて指の腹を使い優しく洗います。このとき顔と指の腹の間に泡を挟み、泡を肌の上に転がすように、撫でるように洗いましょう。
泡で肌でゴシゴシすることはお肌に負担がかかるためおすすめできません。

流すときも熱いお湯では必要な皮脂までもごっそり落としてしまうのでNGです。
水かぬるま湯でしっかり洗い流しましょう。

そしてもう一つ気を付けたいのが洗顔フォーム選びです。
市販の洗顔フォームには合成界面活性剤が配合されています。
これは石油系の成分が主で造られているもので、これが入っていることによって肌当たりは良いような感じはするのですが(すべすべ、ツルツルなど)、その主成分は石油です。
人それぞれ考え方もありますが、石油を顔に塗りたくるのはちょっとな…と思ってしまいませんか?
(もちろん市販の洗顔フォームでも石油系ではない界面活性剤を配合してあるものもありますよ)

ここでおすすめしたいのが、固形石鹸です。
固形石鹸には天然成分でできた界面活性剤を使用されているのでお肌にも安心ですね。
もちろん界面活性剤だけに左右されず、自分の肌質にあった洗顔フォーム、石鹸を選ぶことが一番大切なのですが、洗顔料選びの参考にしてみてください。

A食事内容に気を配る
昔に比べ昨今の日本では食事も文化も欧米化してきました。
ジャンクフードなどの脂っこい高カロリーの食事などは、今では私たちの生活の一部となっています。
(だっておいしいんだもん、マッ○とかケンタッ○ーとか…)

もちろんある程度脂っこい食事を摂ることも大切だと私は思っています。
(だって野菜しか食べないベジタリアンとお肉大好きな肉食の人のお肌を比べてみてください、全くお肉を食べない人よりもある程度動物性の脂質を摂取している人のほうが肌ツヤがいいんですよ)

ですがここで一つ頭に入れておきたいのが、‘皮脂の分泌はある程度食事でコントロールできる’ということなのです。
特にビタミンB1、B2(豚肉、レバー、乳製品や豆など)、ビタミンA、C(果物や緑黄色野菜)は皮脂の分泌のコントロールに適した食材だといわれています。
バランスよく組み込んで摂取しましょう。

そしてやはり脂っこい食べ物は控えめにしたほうが皮脂の分泌を抑えることができます。
揚げ物、スナック菓子などのお菓子、インスタント食品などは皮脂の分泌を促進させてしまいますので気を付けましょう。

Bテカりが気になる部分などのマッサージを行い血行を良くする
血行を良くすることで、お肌の新陳代謝(ターンオーバー)が整います。

ターンオーバーを整えるということは最終的にはホルモンバランスの安定にもつながるため(正確にはホルモンバランスが整わないことにはお肌のターンオーバーも乱れたままです)、結果として皮脂の分泌も抑制しうまくお肌の水分バランスを保てるようになるそうです。

C運動不足と睡眠不足を改善しホルモンバランスを整える
これはBのマッサージをして結構を促進することとつながりますね。
運動不足や睡眠不足が重なるとホルモンバランスが徐々に崩れていきます。

ホルモンバランスが崩れるとお肌が荒れたり、ニキビができやすくなったり、女性は生理が遅れたり、下手すると止まってしまったり、そしてもちろん皮脂分泌のバランスも崩れてしまうので、ホルモンバランスを整えることは体全体の不調を改善するためにもとても大事です。

なかなかホルモンバランスの乱れは自分では見えないもので気づきにくいものですが、最近運動してないな、睡眠時間が足らないかも…と思っている人はその2点を改善するだけでも体が変わってきますよ。


このように、顔のテカりを抑えるために自分でできることはたくさんあります。
なかなか脂が減らない、いつもテカっていて気になるという人は、まず顔の脂を取る頻度を少なくしましょう。

そして洗顔の仕方、洗顔フォーム、食生活や生活習慣に気を付ければ少しずつ改善していきます。
なんてったって私たち人間には‘自然治癒力’がそなわっているのですから、少し気を付けてあげればあなたのお肌もきっと変わっていけるはずです。