ニキビ肌でもピーリングジェルを使っても大丈夫?

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ニキビ肌でもピーリングジェルを使っても大丈夫かな

  • なんとなく肌がゴワついているような時
  • 最近洗顔をしてもなんとおなくスッキリ汚れが落ちていないような気がするなぁという時
ピーリングジェル等を使ってピーリングをする人は多いのではないでしょうか。

筆者も高校生や大学生の頃はジェルでマッサージしながらボロボロでてくる角質や皮脂汚れがジェルに固められて出てくるあの感触がなんとも好きで、週1〜2回程度必ずピーリングジェルを使用していた時期があります。

当時よく両親と実家近くの温泉によくお風呂に入りにいっていたのですが、その温泉の大浴場にピーリングジェルが置いてありました。
初めて見るピーリングジェル。
これで本当につるんとゆでたまごのようなお肌になるんだろうか?
半信半疑で大浴場で使ってみるとなんだかお肌がスッキリつるんとしたような…これは継続してやるしかない!と思いました。

その当時はあまりピーリングジェル自体が普及しておらず、ドラッグストアなどでも販売されているのを見たことがありませんでした。
主にネット通販でよくピーリングジェルを購入していた記憶がありますが、ここ数年はピーリングジェルの存在も巷に浸透してきて、ドラッグストアなどの店頭でもかなりの確率で、しかも結構な種類のものを見かけるようになりました。

今では誰もが店頭で手に取れるピーリングジェルですが、ニキビ肌の人でもピーリングジェルを使用しても大丈夫なのでしょうか?

ピーリングジェルのメリットとデメリット

ピーリングは英語で‘(皮などを)剥く’とか、‘はがす’という意味です。
ピーリングジェルは、その名の通りジェルを使って古い角質や汚れを剥ぎ落とすことを指します。

ピーリングをすると、お肌が一皮むけたような状態になり、透明感やつやが出たり、ごわごわしていたお肌がやわらかくなったり、ニキビ跡やシミなどが薄くなったりするというメリットがあります。ピーリングをした翌日はお化粧ノリもとても良くなり、化粧水などもグングン入っていくような感覚になりますよね。

元々本来のピーリングジェルの目的はお肌のターンオーバーを正常化する手助けをすることだそうですが、そもそもお肌の古い角質なんかを化学薬品であるピーリングジェルで無理矢理そぎ落としてしまっても大丈夫なのでしょうか?

化学薬品で無理矢理角質を剥がすので、お肌にとって多少なりとも負担がかかることは皆さまも簡単に想像できるでしょう。
敏感肌などでお肌が弱い人は、施術後にお肌が赤くなったり腫れたりする場合も稀にあります。

また、施術後はお肌がかなりデリケートな状態になってしまっているため、保湿や紫外線対策をきっちりし、外部からの刺激からお肌をしっかり守ってあげる必要があります。
ピーリングでお肌がかなり無防備な状態になってしまうため、普段ならどうってことないようなことでもお肌にとってはとても大きな刺激になることも。

そしてピーリングを頻繁にしてしまっては古い角質を落とすどころか必要な角質や皮脂まで落としてしまうことになり、お肌はかえってどんどん薄く弱くなってしまいます。
多くても週1回程度にしておいた方がお肌にとっては良いでしょう。

ニキビ肌にピーリングジェルはNG?

ピーリングジェルはお肌にジェルを伸ばしてマッサージするように角質や皮脂汚れを取っていくものですが、拭き取りタイプなどのピーリング剤よりは刺激が弱いものの、やはり無理矢理お肌から角質を剥がし取ってしまうためお肌にとっては刺激となってしまいます。

ニキビ肌の人のお肌は敏感肌の人のお肌と同じで、お肌のバリア機能が低下し、また炎症を起こしている状態です。
そのようなところにいくら優しく施術したとしても、ピーリングジェルでマッサージする行為自体がかなり強い刺激となってしまい、ニキビの悪化やお肌の乾燥などのトラブルにつながる可能性が高いです。

ですので、基本的には炎症ニキビができているお肌にピーリングジェルを使用するのはNGです。
炎症ニキビとは、赤く腫れたいかにも痛々しいようなニキビのことですね。
この赤ニキビがつぶれて傷になっている状態や、乾燥肌・敏感肌の人、また過度なスキンケアで皮膚が薄くなってしまっている人などにはピーリングジェルは向きません。

ただ、すべてのニキビ肌にピーリングジェルを絶対使用してはいけないということではなく、ニキビの種類によってはピーリングをすることでお肌環境が改善される場合もあります。
例えば、白ニキビ、額などにできるざらざらした大量ニキビ、10代に多い思春期ニキビや、茶色いシミのように色素沈着したニキビ跡や比較的浅いクレーターのようになったニキビ跡などであれば、ピーリングすることでお肌の状態が良くなることがありますよ。

ニキビ肌にオススメなのはAHA?BHA?

ピーリングジェルにはおおまかに2種類あります。
  • AHA系と呼ばれるフルーツ酸(主にリンゴ酸)やグリコール酸などをベースに配合されているもの
  • BHA系と呼ばれるニキビ治療などに広く使われる種類のもの
AHA系とBHA系の大きな違いは、天然由来成分をメインに構成されているものか、合成(化学薬品)されたものかの違いです。

AHA系は天然由来成分をメインに構成されたもので、主にリンゴ酸(フルーツ酸)、乳酸、グリコール酸、クエン酸のものが存在します。
いずれも肌の深層質まで入り込むほどの力はなくお肌にとっては刺激も弱めでトラブルも起きにくいため、現在ドラッグストアなどの店頭で売られているピーリング系商品のほとんどがこのAHA系のものではないでしょうか。

AHA系のものはBHA系に比べると低刺激、つまりお肌にはマイルドで優しいのですが、ピーリング効果だけで見るとBHA系のものを使用した時より若干効果が劣るようです。

一方BHA系は天然由来成分ではなく人口で造られた酸で構成されたもので、AHA系のものよりも酸が強く(つまりお肌が受ける刺激もその分大きくなるということですね)、その分ピーリング効果も強力です。
強力な酸でお肌の表面の皮脂や汚れ、硬化してそのままになってしまった古い角質などを取り除いてくれます(取り除くというよりは溶かす、という表現の方がしっくりくるかもしれません)。
天然由来のAHA系に比べてだいぶ刺激が強いですが、実は海外でもニキビ治療、ニキビケアに広く浸透しているものです。
毛穴の奥に詰まった汚れや古い角質をグングンそぎ落としてくれるため、刺激が弱く効果の出方も弱いAHA系に比べると毛穴の黒ずみ、凹凸のあるクレーター状のニキビ跡のケアなどに効果的です。

ただ注意しなければならないのが、BHA系はニキビ治療などにも広く用いられているピーリング剤ではありますが、ニキビの種類によっては不向きなものもあります。
先ほど少し触れましたが、炎症ニキビには刺激が強すぎるためいくらニキビ治療に使われているものだからといってBHA系のピーリング剤を使用することは好ましくありません(もちろん炎症ニキビのあるお肌にはAHA系のピーリング剤も使用すべきではありません)。

またBHA系のピーリング剤には‘サルチル酸エタノール’というサルチル酸にエタノールを合成して作られたものを主成分に持つものと、サルチル酸マクロゴールという同じサルチル酸系の成分を主成分に持つものとがあります。

以前よりBHA系のピーリング剤にはサルチル酸エタノールが使われていましたが、こちらは使用中や使用後にお肌にピリピリした刺激を感じたりお肌が赤く腫れたり痒みが出たり乾燥が進むなどの副作用がかなり多く報告されました。

サルチル酸エタノールはお肌への浸透力も高くピーリング効果も高かったのですが、効果よりも副作用の方が目立つものだったため、現在ではサルチル酸マクロゴールを使用してあるものも多く出てきています。
サルチル酸マクロゴールは副作用も少なくなおかつピーリング効果を得やすい(ピーリングの効果についてはサルチル酸エタノールと同等の効果があるといわれている)などの理由から、ニキビ治療目的のピーリングなどの用途で海外ではかなり広く認知されているのです。

まとめ

ピーリングジェルは正しい使い方をすればまったく怖い物ではありません。

AHA系はお肌には優しいけれどもピーリング効果がやや弱く、BHA系はお肌への刺激がAHA系に比べればやや強いですがピーリング効果も強力で炎症ニキビ以外には効果がありますので、炎症ニキビ以外のニキビでお悩みの方はぜひ試してみてください。
真っ赤な炎症ニキビ肌の方は、とりあえずニキビの炎症が治まるまでAHAであろうがBHAであろうがピーリングジェルの使用は控えましょう。

また、敏感肌さんや乾燥肌さんもお肌が薄く弱い状態になっているので、なるべくピーリングジェルの使用は控えてくださいね。