稗粒腫を自分で治す

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目の下に白いブツブツができた

ニキビは顔中のいたるところに出来る可能性がありますが、目の周辺にニキビのような白いブツブツができたことはありませんか?

私は左目の目頭の下のあたりに、中学生や高校生のころ一つだけずっと白いニキビのようなものがありました。
大きさは2mmぐらいでしょうか。
そんなに目立つものではありませんでしたが、目のそばだったのでやはり気にはなりました。

最初に気づいたときにはニキビかな?とも思ったのですが、ニキビは必ずといっていいほど触ると痛みがあったり、痒みがあったりしたのですが、左目の目頭の下にできた白いブツブツは、触っても特に痛くもなく痒くもありませんでした。
そしてニキビのように爪でひっかいたり押し出したりしようと思ってもニキビほどボコっと膨らみがなくなかなか爪で押し出すことも、ひっかいて剥がすこともできませんでした。

ひとつめの白いブツブツができたあと、しばらくしてそのちょっと隣にもう一つ同じような白いブツブツができて、こちらもなかなか爪で押し出すようなことができずずっと治りませんでした。
数年間ずっとその白いブツブツたちはは目頭の下周辺にありましたが、大人になって気づいたころにはどこかへ消えてしまっていました。
特に何事もなかったからよかったものの、あの白いブツブツは一体何だったのでしょうか?

稗粒腫(はいりゅうしゅ・ひりゅうしゅ)とは?

私の左目の目頭下にずっと何年も居座り続けた白いブツブツは、実はニキビではなく‘稗粒腫(はいりゅうしゅ・ひりゅうしゅ)’というものだったのです。
あまり聞きなれない言葉ですね。

稗粒腫は、パッと見はニキビとそっくりで、ニキビと勘違いしてしまいますが、実は少し違います。
稗粒腫は皮膚の表面にできる1mmから2mm程度の小さな袋状のもので、中には角質や皮脂などが入っています。

実は目の下にだけできるというものではなく、顔面であればどこでもできてしまう可能性があるものなのです。
何かの拍子に皮膚の中で袋ができてしまったり、古くなった角質がニキビなどでダメージを受けた毛穴にたまって表皮が袋のようになったものだったり、脂肪の塊だといわれることもあります。
稗粒腫はいわゆる良性の腫瘍の一種なんです。

私の場合最初一つだけでき、続けてその少し隣にももう一つできましたが、私のようにこの稗粒腫が一つ、二つ程度で終わるのはとてもラッキーなパターンかもしれません。
できる人は目の下あたりから横の頬のあたりまで、一体にぶわっと稗粒腫ができてしまっている人もいるのです。

ポツポツの原因

稗粒腫はニキビに比べてあまり研究が進んでおらず、その原因や治療方法はまだ確立されていないようです。
稗粒腫ができる原因は、毛穴の奥のほうにある毛包という袋に皮脂や古い角質がたまって大きくなったり、ニキビ跡など皮膚がダメージを受けた部分、やけどの跡などにできやすいといわれています。

稗粒腫は一度できてしまうと繰り返しできてしまうことが多く、体質的なものなのだそうです。
脂っこい食事が好きな人や、甘いものが大好きでよく食べているような人は稗粒腫ができやすい傾向にあるそうです。
また比較的若い女性ができやすいのだそうです。

稗粒腫の治し方

病院(皮膚科・美容外科)で治療

皮膚科や形成外科にいけば針のようなもので稗粒腫に穴をあけ、そこから中につまった角質や脂肪の塊を押し出すような除去方法で稗粒腫を取ってくれます。

稗粒腫が多くできている場合は、一つずつ針でつついて押し出して除去していくよりもレーザー治療のほうが手っ取り早いため、レーザー治療をしてくれる病院もあるそうですが、イボや出来物の治療と同じで、‘美容目的’での除去手術をしてくれない病院やクリニックもあるため、いざ病院に行ってみても美容目的(痛みはない、生活にも支障はない、でも見た目が気になるから除去してほしい!などというような場合)と医師に診断されてしまうとレーザーでの治療を断られる場合もあります。

実際私の母は首にできたイボが取れかかっていてネックレスにひっかかって痛いと病院を受診しましたが、美容目的と医師に判断され切除を断られました。
中にはそういったパターンも実際に存在します。

またレーザー治療をしてもらえる病院やクリニックでも、保険適応外になる場合もあるためよく確認しておきましょう。

毎日のケアで予防

稗粒腫については一度除去しても再発する可能性が高いため、根本からの治療というものは確立されていません。
仮に皮膚科などで切開して毛穴の中につまった皮脂を押し出して一時的に稗粒腫を除去できたとしても、時間がたつと同じ場所に再発することが多くその場しのぎの対処療法にしかならないためにまた再発するとそのたびに皮膚科で除去してもらうことになってしまいますね。

では、セルフでできる治療というと、どんな方法があるのでしょうか。
こちらも病院でしてもらう除去作業と似たようなものですが、稗粒腫をニキビやコメド(角栓)を押し出すような器具で押し出して除去する以外にありません。

ですが稗粒腫も押し出すとなると結構な負担が肌にかかること、押し出すときは痛みがある場合もありますし、肌を痛めてしまいキレイになるどころか跡に残ってしまう可能性もありますので自己責任で行ってくださいね。
そして稗粒腫を芯からキレイに押し出したつもりでも再発する可能性があることは頭に入れておきましょう。

それでは、なるべく稗粒腫を作らないように、再発させないように予防するためにはどのようなセルフケアができるのでしょうか?
まずはお肌を常に清潔な状態に保つことが大切となってきます。
皮脂の分泌が多い人や、毛穴が長い間詰まったような状態の場合は稗粒腫ができやすくなってしまいますので、洗顔や保湿ケアなどをしっかりしてお肌の水分と皮脂のバランスをできるだけ整えましょう。

洗顔ひとつにしてもゴシゴシと摩擦で汚れを落とすのではなく、しっかり洗顔フォームを泡立てて泡で汚れを溶かし落とすようなイメージで洗顔をしてください。
そして洗顔もやりすぎては必要以上に皮脂をこそぎ落としてしまうため、朝起きた時と夜寝る前(お風呂の中や帰宅後のメイクオフ時)のみにとどめておきましょう。

洗顔フォームでお肌に必要なバリアまで洗い流してしまうため、お肌のバリアが薄くなった状態でお化粧をして一日外出するのはお肌にとってはなかなか酷ですよ。
ですので夜帰宅した後のメイクを落とす時や、お風呂の中で洗顔をする場合のみに洗顔フォームを使用して一日の汚れをしっかり落とすようにしましょう。

また洗い流す際は冷たい水や熱いお湯よりもぬるま湯がおすすめです。
冷たい水は汚れを浮かすという面ではやや不利ですし、熱いお湯は汚れをよく洗い流してくれる代わりにお肌に必要な皮脂なども洗い流してしまいやすいため、冷たい水と熱いお湯の中間のぬるま湯が洗顔には一番適しているのです。

そしてニキビと同様にお肌のタンオーバーが乱れがちの人も稗粒腫ができやすいといえます。
毛穴の奥の未発達の皮脂腺や毛包にたまった古い角質や汚れなどがうまく排出できなかった場合に稗粒腫となってしまいます。
毛穴に詰まってしまった汚れなどを正しい周期で排出するためにも、お肌のターンオーバーを整えることはニキビ予防にもつながるため稗粒腫の予防としてもとても大事なことです。
栄養バランスが偏らないように食生活を見直すこと、睡眠不足を解消しなるべくストレスフリーな生活を送ることなどがお肌のターンオーバーを整えるカギですよ。
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